50・60代の浴室リフォームでおさえておきたいおすすめポイント

2023.04.25

■blog

住まいが築年数20年～25年前後になってくると、
そろそろ考えるのが水廻りのリフォーム。

特に戸建て住宅ですが、

寒い
タイルなどのお掃除が大変
浴槽のまたぎが大変

ということでしょうか。

毎日使う浴室です。
リラックスできるバスタイム
ゆっくり落ちつく時間

50代・60代からの浴室リフォームのおさえておくポイントをまとめてみました。

とにかく安全な浴室が第一条件

やっぱりユニットバスは暖かい

冬の寒い浴室。
つま先で立ってもタイルのお風呂はもちろん冷たい・・・。

ヒートショックってご存知ですか？
暖かいところから、急に寒いところに行くと、
血管がキュっと縮まって、
心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などを引き起こすことです。

入浴中に亡くなるのは
全国で年間約１万４０００人と推測されていますが、
原因の多くはヒートショックである可能性があります。

歳を重ねていくにあたっては深刻な問題です。

最近のユニットバスは壁に断熱材が入っている仕様があります。
これによって浴室内は冷気が伝わりにくくなります。

また保温効果もありますので、一度浴室内が温まると温度が下がりにくくなります。

床材も断熱材が入っていてヒヤッと感がありません。つま先立ち不要です。

ご予算に余裕があれば浴室乾燥暖房機

入浴する前に、浴室を暖房して温めておきます。
実際使ってみると・・・実感します。
暖かい。

できれば洗面脱衣スペースも温かくしたいところです。
昔の住宅は水回りが北側にあり、狭い洗面脱衣室が多いです。

入浴前に浴室のドアを開けて、浴室乾燥暖房機で洗面脱衣室まで温かくするのもおススメです。

また、暖房機能以外にも
乾燥機能もありますので、浴室で洗濯物を乾かすことができます。
外に洗濯ものを干しに行く手間も省けます！

ご夫婦２人になったら、洗濯物の量はそんなに多くはありません。
きっと浴室内で解決する量では？？

天気の様子を見ながら、洗濯物を外に出したり入れたりするのも
ひと苦労。

浴室もあたたかく、洗濯もラクして、
これからは楽しむことに時間を使って過ごしたいですよね。

必須アイテムは手すりです

たまにご提案しているとおっしゃいます。
「今は手すりはいらないわ」

いえいえ今後絶対必要になります。
後に手すりだけつけることもできますが、ユニットバス設置時につけてしまう方がお安いです。

最低でも
・浴槽のまたぎ部分
・浴槽から立ち上がる時に使う部分

には取り付けてください。

ちなみに、お孫さんがいらっしゃれば、
お孫さんもきっと使いやすいです。

実際に手すりがすぐ手に届く場所にあれば、
知らず知らずに使っています。

お手入れの楽なステンレス製の手すりをおススメします。

掃除はらくちん以外あり得ない

暖かい以外のユニットバスの利点。
掃除がラク！！

ユニットバスと一言で言っても、
数年前のユニットバスからどんどん進化しています。

お掃除ラクラク面としては・・・

・壁面のパネルは継ぎ目が少ないのでカビが生えにくい
・床面は水がたまりにくい仕様になっている、且つ掃除がしやすい。（数年前のは汚れがたまりやすい）
・浴槽エプロン（浴槽の横に取ついている掃除するためのふた）を外す必要がなく、お掃除しなくていい
・浴室ドアにゴムパッキンがなくカビが生えにくく、ドアの換気部分もホコリがたまりにくい
・排水口は普段はヘヤキャッチャー（排水部分のあみ）のお掃除のみ

ほんっとに楽です。
浴室に関しては、やっぱり安全面の次は、お手入れ面ではないでしょうか。

もうひとつお手入れ面で言えば・・・
壁面パネルはなるべく濃い色を避ける。

めちゃくちゃ水垢が目立ちます！

ちなみに、私の実家は
お風呂椅子と洗面器が無いです！

掃除するのが嫌みたいです。

余計なものはつけない

ここは価値観によります。
浴室に求めることは何でしょうか？

楽しみ方は色々なのでそこは何を優先させるか？ということになってきます。

カラスの行水タイプのわたしの場合は・・・。

・収納ラックも極力つけない
・水栓もシンプル
・カウンターも要らない

極力デコボコがない空間！！

というわけで、ひきづづきお手入れ面を重視する私・・・。

以前ご提案したお客様ですが、年齢は70代。
私の意見とまったく同じ考えのお客様がいらしゃいました。
自分に何が必要かをハッキリされている奥様。

オプション品は、

シャンプーなどの収納ラックは要らない
ミラーも要らない
シャンプーだけ置く幅のカウンター一枚だけほしい
（しかも、これくらいの長さのカウンターで！と指定されました）
あとは全部要らない！
（もちろん手すりはつけました）

少しふくよかな方や、腰が悪い方などは
洗面器カウンターがあった方がいい場合もありますので、
やはりここはご自身に合わせていただくのがいいと思います。

カウンター部分も各メーカー、掃除しやすいように設計もされています。

「あると便利」だけですべて選ぶのではなく
「つけない便利」もあるのです。

浴室の場合は極力お手入れ面重視で、余計なものはなにも付けない。
という選択もあります。

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